目次
序 《古代のコスモロジ-》 = 1
第一章 〈存在論〉 - 古代日本人の存在感
Ⅰ 「あり」と「ゐる」 = 12
1 顯現による把握 = 12
2 「あり」と「ゐる」 = 16
Ⅱ 影·面影 = 21
1 魂の姿(像) = 21
2 現の領域と存在 = 25
3 神話世界の影 = 31
Ⅲ 存在からの撤退 = 38
1 見えざるものへ = 38
2 亡き影の變容 = 41
3 亡骸への執着 = 48
4 ウツセミと影 = 51
Ⅳ むすび = 54
第二章 〈規範論〉 - モラル·恥=ヒトを律するもの
Ⅰ 〈總括〉 = 66
Ⅱ 〈モラル〉 - 規範は如何にして顯ち現れるか = 67
1 前提 = 67
2 婚姻のモラル = 69
3 身體のモラル = 76
4 陵墓(地靈)のモラル = 82
むすび = 85
Ⅲ 〈恥·禁忌〉 システム /〈罪·罰〉システム = 86
1 前提 = 86
2 黃泉國訪問と「辱見せつ」 = 93
3 豊玉毘賣の「心恥かし」 = 97
4 姉妹同時婚の「恥」 = 100
5 倭迹迹日百襲姬と活玉依毘賣 = 106
むすび = 110
第三章 〈認識論〉 - 歌の言語=黑人と認識論
Ⅰ 古代人の知覺と認識 = 114
1 認識·確認行爲の第一は「見る」こと = 114
2 視覺の構造 = 116
3 古事記の視覺 = 120
4 万葉集の視覺ヘ = 123
Ⅱ 視覺における集團から個への樣相 = 125
1 集團に支えられた視覺と認識 = 125
2 主體性の獲得と「見ゆ」の獨立 = 128
3 判斷行爲と「 - らし見ゆ - 」の成立 = 129
4 「 - らし見ゆ - 」と旅 = 132
5 詩における主體的視覺の獲得 = 136
Ⅲ 個的抒情の發生と視覺 - 黑人の詩の本質 = 141
1 黑人の旅の歌 = 141
2 黑人の屈折した景 = 144
3 黑人の詩の本質 = 146
4 意志のことばの多用 = 148
5 枕詞·序詞の拒否 = 150
6 地名への執着 = 152
7 風景の意味 = 154
8 自己の客體化 = 160
9 他者への共感と生への執着 = 161
10 〈時間〉の認識 = 163
11 黑人から家持へ (結びにかえて) = 165
第四章 〈異鄕論〉 - 古代の時空
Ⅰ 〈常世物語〉の形成 = 172
1 〈常世物語〉としての竹取物語 = 172
2 竹取物語の先踪としての〈浦嶼子〉の傳え = 178
3 〈常世物語ソとへ常世の國〉を繫ぐもの = 182
Ⅱ 〈비の國>, <根の國〉〈常世の國〉 = 188
1 「神代記」からの照射 = 188
2 錯綜=複雜な仕掛け = 197
3 〈根の國〉の本義 = 205
4 〈비の國〉の本義 = 209
Ⅲ 〈異鄕意識〉の起伏 - 古代の終焉 = 216
1 〈稀人神〉の來臨=古代的時·空間 = 216
2 〈直線的歷史觀〉の受容 - 古代の終焉 = 220
各章へのアプロ-チ = 229
あとがき = 248